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【圧倒的娯楽王道映画!】DC映画「アクアマン」感想レビュー!ネタバレ有

どうも、ヒーロー映画大好き、あすまると申します。

 

今回は、少々乗り遅れましたが、DC映画最新作の「アクアマン」を鑑賞してきたのでネタバレ有りでレビューしていきます。興奮しすぎて、書きたいこと書こうとしたらネタバレを気にしてられないっすわこれ。

 

とにかくこの映画、ガチヤバだった!

※以下ネタバレ注意!!

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(映画『アクアマン』オフィシャルサイトより)
 

 

1.海のヒーロー爆誕

アクアマンの初登場は「ジャスティス・リーグ」。知っている人はそこそこ知っている。知らなくても海がホームグラウンドのゴリマッチョでワイルドなヒーローなのは言うまでもない感じ。大体察しがつく、非常に分かりやすいキャラクターなのが良い。

まあ海で呼吸できるし喋れるし、泳ぐスピードはジェット機並。腕力も想像通り。まさか銃弾跳ね返す程頑丈なのは知らんかったけど…。その辺の設定は観ながら「あ、そういう感じなのね」っていう反応で構わないし、見所はそこじゃなかったりする。あらゆるツッコミ所はフルシカトで、純粋に観て楽しむ映画である。

2.母無双!

最初のアクションシーンはアクアマンの母であり、アトランティスの女王のアトランナが追っ手と戦うシーン。先ずここで泣きそうになった(意味不)。

ここだけではないけれど、ワンカットアクションかと思うくらい長回しぐるぐる回るカメラワークが特徴的。詳しい方曰く、この監督はそういうのやりがちらしい。とにかくこのカメラワークがスリル満点で緊張感が凄まじく、まだ主人公活躍していないのに既にもうこの映画のとりこになっている。

そう、冒頭の時点でひたすら観ていて気持ち良い映画だという事を思い知らされていたのであった。一気にこの映画に引き込むパートがこの母無双。観客サイドも映画サイドも、母の存在でかなり動きがある。

3.水中、それは美しい。

水中の描写がひたすら美しい。

主人公がアトランティスに入国するシーンは完全に「ブラックパンサー」を彷彿とさせた。目の前に広がる幻想的な空間、誰もが思う「水中に国があったら大体こんなん?」なイメージを最大限に美化したような、まさにお伽話な世界が目の前に広がる感じだ。そこに関しては主人公と私たちが一体になったような、同じ陸上に住む者として感覚を共有していたし、この映像美によって最早観客の年齢層の違いは大して問題じゃなく、観る者全てを童心に戻していた。

映像に目を奪われるばかりで、単純なストーリーをシンプルに私たちに届けるのに一役買っている気がする。(何回も言うけど)私たち観客に、余計な事を考えずに目の前の映像をただ楽しんで欲しいのだ。

4.水中戦闘の土台を築いてしまった!

この映画のアクションに新鮮さを感じるのはやっぱり今までの映像作品ではあまり描写されてこなかった(多分)、「水中でバトルするとどうなるのか?」に関して具体的にビジュアル化されていることだろう。

「水中で槍を振り回すと波動が出るんだぜ!」

「水中だから無重力のようなアクションになります!」

「皆んな水中人だから水中でも相手に一瞬で距離を詰める事ができるんです!」

などなど…色々ありますが、

水中でのアクション表現の土台をアクアマンという映画が作ってしまった感が否めない。もう既にアクアマンは「海中ヒーロー」という完全に未開拓ジャンルでありながらDC映画の中でもトップクラスに収入をあげてしまった。これから水中映画を作ろうと思ったら、その映画の監督は「どのように作ればアクアマンの影響を受けないように作れるのか?」悩むに違いない!

逆に「アクアマン2(仮題)」の製作も決定してしまった今、あまりにもシンプルにして新鮮だったから(褒め言葉)売れたようなものの、観客の期待に2でどう答えるのか見ものだ。これは難しそう!

5.繰り返される王道展開!

ストーリー展開は至って簡単。というか分かってなくても楽しちゃうレベルの映像作品だし「あんま記憶に無いよ」って人も多そう。捻りをいれない事が功を奏している。

 

僕の感覚だと、

 

来るぞ来るぞ…やっぱり来た!!(でも鳥肌ブワァァァァ!!!)」

 

と終始まじでこんな感じ。

どうせそう来ると分かっているのに感動してしまうのである。良い意味で裏切られない。

「どうせお母さん生きてて終盤助けにくるわ」

「主人公が新しい槍手に入れてスローモーションでカッコよく再登場しますよね〜」

「昔使いこなせなかった技ここ一番でキメるんやろ」

「そして相手の槍折り返して決着やな」

 

 

分かってる!どうせこうなる!分かってるんだけど感動せずにはいられない!マニュアル通りの超王道展開!

あまりにも王道で気づいたら泣きそうになっている!意味不!感動シーンでもないのに泣きそう!

6.メッセージ性?そんなもんいらん!!(まとめ)

とても伝えたいことだったので何回も言ってしまいましたが、 この映画はどこをとっても「純粋に観て楽しむ映画」だったんです。勿論メッセージ性に重きを置く方もいらっしゃるでしょうが…

この映画に関しては一歩引いて観てしまったら負け。完全に没入してしまったモン勝ちでした。なんなら酒入れても良かったかも。

映画ってやっぱりそれぞれ訴えかける「テーマ」があったりする。最近のマーベル映画なんか特にそれが顕著だと感じるんだけど、「差別」とか「多様性」とかは特にテーマになりやすいし、そこに大して独自の視点だったりで明確に劇中で答えを出したりしていると賞レース生き残りやすい説とか唱えたいくらい。

それも間違いなく「良い」し普段も僕はそういうとこ考えちゃうんだけど、そこにアクアマンは映像体験だけで勝負してきた。だれの目にも平等に映る「映像」っていう武器は年齢や性別もほぼ関係なく突き刺さって、(批評家のレビューも概ね良かったみたいだけど)もし批評家一同に「なんて中身のない映画だ!」と痛いとこ突かれて酷評されたとしても、残りの世界人口99.9%の「大衆」が「なんて素敵な映画だ!なんも考えずに観れる!」と最高の評価を下しちゃったらもうその映画は大成功だ。アクアマンは完全にそっち狙いなのは言うまでもない。

以上、僕の記事は極論ばっかりのゴミ文でしたが、アクアマンは勿論良かったよね?(誘導尋問)